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2006/10/22

教科書以上、研究未満...。

ここのところずっと、追い立てられるように仕事をしていた。
いくらやっても理論どおりの結果にならない。
理解し難い状況が続いていた。

教科書では、直線偏光のレーザを偏光方位を回す時に、以下の方法
を使うと良いと書いてある。
対象物との間に1/2波長板を挟んで、それを回してやると回した
角度の二倍分偏光方位が回る。

そして、1/2波長板を挟んだ場合は、若干直線偏光が乱れるので、
偏光子やグラントムソンプリズムやウォラストンプリズムを挟んで
より綺麗な偏光状態を作るべしとも書いてあった。

実験系は
直線偏光レーザ→1/2波長板→(集光レンズ)→偏光子
というほぼ教科書通りの構成。

本日休日出勤して実験をしたが、どうしても実験がうまく行かず、
やけくそになり、適当に1/2波長板を適当にぐるぐる回して遊ん
でいるとおかしなことに気づいた。
どうも1/2波長板の向きによって、おかしな位相差が乗っている
ことが判明した。

偏光子と1/2波長板の両方が理想状態から微妙に外れているため
に起きている現象だが、教科書レベルでは載っていなし、普通では
気がつかない話だ。

わかった自分を褒めてやりたいが、上司同僚からは「計画よりずい
ぶん遅れている駄目研究員が...。」と思われている今日この頃。
(私の心の中の声は、「研究なんだから、計画通りできなくて当然
 じゃない!馬ー鹿っ!計画通り行っているあんた方の研究が研究
 ではなくて、開発なんだよ!」。)

P.S.
教科書レベルでは正しい事実が、研究レベルでは間違っているレベ
ルとなってしまう。
今回の測定も超精密測定だから、わかってきたこと。
この辺が本当に難しいところ。

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